個人的には、妊娠中に夫から浮気されるというのは
DV関係なくよくあることだと認識しています。
浮気といっても捉え方は様々。
身近な方と恋愛込みの浮気はもちろん、
風俗の利用でも浮気と思う方もいらっしゃるでしょう。
ともかく、夫の浮気を許す許さないは置いておいて、
私の考えでは、妻には絶対に気付かれないようにするのが
浮気をする際の最低限のマナーなのではないかと思うのです。
さて、今日はDV夫から妊娠中に浮気された顛末を振り返ります。
当時の状況
はじめにも書きましたが、妊娠中に夫から浮気されることが多いのは
きっと妊娠中は夫婦間での性行為が減りがちなことが原因だろうなと思います。
妊娠という女性の体にとっては通常とは異なっている状況を考えると
良い悪いはさておき、ある程度は仕方ないことかなとも個人的には思うのです。
そしてそれは、夫側も妻側も、お腹に宿った赤ちゃんを大切に思うためかな、と。
ただ、私の場合は夫から求められたら断ることはありませんでした。
結論から書くと、当時の私が浮気されたのは夫の社内恋愛だったのです。
妊娠中に浮気を知ったときのこと
私が妊娠中に夫の浮気を知ったのは、あろうことか夫がケータイの画面を
ひらいたまま寝落ちしていて、画面には彼女らしき方とのメッセージのやりとりが
あったものを目にしてしまったからでした。
もしかしたらいつか気付いたかもしれないけれど、それを見なければ
分からないまま妊娠中の結婚生活を過ごしていたでしょう。
前述の通り、私は夫から求められた時は断ることはありませんでしたが
妊娠してからは誘われることが殆どなくなっていました。
それはきっとお腹の赤ちゃんを気遣ってのことだと思い込んでいたけれど
そうではなかったんだなぁ…と、しばらく立ちすくんだ記憶があります。
しかも、そのやり取りは、単なる浮気な恋愛に留まっている
内容ではなかったのです。
浮気の衝撃的な状況
どんな内容だったのか、詳しくは覚えていませんが
とにかくその内容というのが、彼女も妊娠させていたというものだったのです。
しかも、中絶に関する内容でした。
「そこの病院では奥さんにバレるんじゃないか」との彼女からのメッセージに対して
夫は「大丈夫、うちの(妻)は気にしなくていいから」のように返信していたのです。
気にしなくてもいい…。
というか、妻の妊娠中に浮気相手まで妊娠させて
その上、中絶までさせようとしていることを知った衝撃…。
なんて酷い人なんだろうと思いましたが、とにかく私は自分のお腹の赤ちゃんが
大切であり、浮気相手の女性には申し訳ないけれど、妻である私の赤ちゃんと
私を優先してくれているのだと解釈することにして、気持ちを落ちつかせました。
顛末、その後…
その後、彼女とのことがどうなったのか、その時は知りませんでしたが
きっと中絶させたんだろうなと思っていました。
そして更に数年後…。
その時の彼女と思われる女性から、私のもとへ電話がかかってきたことがありました。
名前も名乗らず、いきなり「〇〇さんの奥さんですよね？」
「私は〇〇さんとお付き合いしていて、中絶までさせられたことがあります」と。
驚きましたが、とりあえずどちら様ですか、とお名前を伺ったところ
夫の会社の後輩の女の子で、よく家でも名前を聞くことのあった方でした。
そして彼女が知りたかったのは、私が別れたくないと言っているから
〇〇さんが私と離婚しないのか、という内容でした。
既に赤ちゃんは生まれ、夫の元から逃げて実家に戻った後のことです。
私からは(両親からも)離婚して欲しい旨を伝えているけれど、
夫が応じないことを伝えたところ「…やっぱり…。すみません、わかりました」
と電話は一方的に切れました。
どうやら私が夫の元を離れてからも、彼女との仲は続いていたようで
更に私と娘を解放してくれないくせに、彼女には適当な嘘をついていたのでしょう。
そして、それが嘘であることに彼女も何となく気付いていて
はっきりさせたくて私に電話してきたのだろうなと思いました。
どうやって私の電話番号を知ったのかは知りませんが
まだ幼かった娘が無邪気に遊ぶ様子を目にしながら、本当に驚いたことでした。
結局、私が夫から離れることが出来るまでには、更に数年がかかりました。
以上が、DV夫から妊娠中に浮気された時の衝撃の顛末です。
夫が何を考えているのか理解できませんが、既に仲が破綻していることは
火を見るより明らかなのに、なかなか私を手放してはくれませんでした。
ただ、よく考えてみれば「気にしなくていい」ひいては、何をしてもいいと思っている
そんな存在の私を、DV夫は手放したくはなかったのかもしれません。
私は奴隷じゃない。何をされてもいいわけじゃない。
ただ、普通に結婚生活を、子供と夫婦で穏やかに暮らしていたかったです。
叶わなかったけれど、こういうケースもある、というお話でした。
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