幼い子供を連れてDV生活から逃げた頃、経済的な面も含めて自信を取り戻した話

DV関連

専業主婦になって久しく、外で稼ぐことから遠ざかっていた当時の私は
DV生活から逃げて、幼い子供もいる状態で働く事は難しいだろうなと思っていました。

でも、結果的に私は今、DVから逃れてフルタイムのワーママが出来ています。
(しかも、ありがたいことに仕事が認められて待遇もアップしています^^)

そんな現在の私が、かつてDVの渦中で思い悩んでいたことの一つである
「経済的な不安」も含めて、自信を取り戻し始めた頃を振り返ってみます。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

その頃の自分の状況

当時の私が、こんなにも息苦しく不安な気持ちに覆われている状態が
DVによるものだったと気付いた時、いくらそこから早く逃げた方がよいと言われても
なかなか動くことができなかった理由の一つは経済的な問題でした。

仕事もなく、独身時代の貯金も結果的に夫に費やしてしまったため無く、
実家は遠いし周りに友人や知人もいない状態で幼い子供を育てる専業主婦。

それが、当時の私の状況でした。

きっかけ

私の場合、DVに追いつめられて結果的に逃げる選択ができました。
逃げて辿り着いたのは自分の実家。

精神的にも身体的にもボロボロの状態だった私を、両親は黙って受け入れ
サポートしてくれました。

そうして少し落ち着いてきた頃、私は仕事をして収入のある生活がしたい
考えるようになったのです。

はじめの一歩

それでも、幼い子供を育てていると、なかなか思うように仕事を選べません。

はじめのハードルは、保育園は仕事がある前提での利用だけど
保育園で子供をみてもらわなければ仕事にはいけない…

そんなニワトリとタマゴみたいな状況になったことでした。

仕事を探してみると、保育付きの仕事もあったけれど
私の場合は、まず夜間に短時間、近所のコンビニで働くことから始めました。
夜間の短時間であれば、両親に子供をみていてもらえる環境だったからです。

ただ、保育園に入れることが出来る時間帯の仕事ではなかったので
仕事をして収入を得るという社会復帰の第一歩と割り切っていました。

どうしてそんな回りくどい方法をとったのかと言うと
その頃の私は、とにかく人と接することに臆病になっていたので
社会復帰のためのリハビリのような期間が必要だと感じていたからです。

働き方を変えていったこと

その後、働くことにも人と普通に接することにも慣れてきたので
昼間の仕事を探そうと考えて、派遣会社に登録しました。

派遣会社に登録をして、いつから仕事が始まるのかと決まれば
保育園も手続き出来るようになったので、同時進行で手続き
を進めました。

この辺りは割と綱渡りで大変だったけれど、
役所や保育園の園長先生に相談をしたら、涙が溢れてしまったくらい
親身に話をきいてくれて協力もしてくれました。

そんなこんなで派遣会社から紹介された幾つかの仕事を試した後、
紹介派遣で今の会社に入ってから、色々な事が動いていきました。

失われつつあった自信を取り戻せた話

紹介派遣で入った私が今も勤めている会社は、部署により営業時間が異なっています。
なので、最初に派遣された時は、夜間の電話取次の仕事をさせてもらっていて
途中から昼間の短時間→フルタイム、と部署を異動、そして紹介派遣だったこともあり
派遣会社からの派遣ではなく会社からの直接採用へと繋がりました。

もちろん配属先の部署では求められる以上の成果を出そうと
都度努力もしてきたけれど、社会から求められている感覚というのは
当時の自分から殆ど失われていた自信を取り戻すことにも繋がりました。

これは、心の傷が深かった当時の私には、もしかしたら経済的な面よりも
大きく自信を得た喜び
だったかもしれません。

なので、あの時の派遣会社の担当さんには感謝しかありませんし、
もちろん両親の協力も、保育園につないでくださった役所の方も、
そして入園させてくださった保育園の先生方にも、感謝でいっぱいです。

それら無くして、今こうして私も子供も笑顔で暮せているとは思えないので…。

当時の自分に伝えたいこと

上記で書いたことは、一例にすぎません。
他にも様々な方法があるでしょう。
もしかしたら、もっと苦労することになる可能性だってあるかもしれない。

それでも、幼い子供をかかえてDVから逃げたって
収入を得て、笑顔で生きていくことは出来ます。
だって特別な能力のない私でも出来たから。

役所や保育園など諸々、素直に相談したらサポートしてもらえるから
何も心配はいりません。はじめは緊張するだろうけれど、大丈夫。

DVを受けた女性の場合、相談には女性が対応してくれることが多いのか
そもそもそうなっているのか分からないけれど、私の場合は全員が女性でした。
そして、そういった対応をしてくれる方だからなのか、誰もが優しくて
親身に話をきいてくれる方ばかりだったから、安心して話が出来ました。

貴重な人生。諦めるなんてもったいない。
せっかく生きているのだから、笑顔で幸せに過ごした方が良いでしょう。


困った時は、周りに頼れば良いし、恥ずかしいことではありません。
逆に、周りの誰かが困っている時に手を差し伸べることだってできるようになるから。
少なくとも、今の私はそんな風に出来るようになっているから大丈夫^^


今回は以上です。
もしよろしければ、また読みにいらしてくださいね。

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