DVから逃げた直後に困っていた事と具体的な対処

DV関連

幸せは、千差万別。

ザックリある程度のカテゴリはあるだろうけれど、
少なくとも「DVを受けて幸せ」は無い。
あたり前だけど念のため…DVはSMとも違います。

DVを受けている人が幸せになるには逃げるしかない、
というのが経験上、そして周りを見渡しても正だと思います。

誰だって限られた人生を幸せに生きた方が良い。
不幸よりも幸福に過ごせる方が良いでしょ?
(あ、これ宗教の勧誘ではありませんw)

今回は私がDVから逃げた直後に困っていたことや不安だったこと、
そしてそれらに対処した具体的な内容を書きます。

DVから逃げてきた直後に困り不安だった3つのこと

私の場合、自分的にギリギリまで我慢して逃げてきた感じだったので
逃げてきたばかりの頃は、割と放心状態の手前みたいな感じでした。
(市区町村の担当窓口の方にも大変よくしていただき、今の私が居ます。)

かなりの距離があったものの、逃げ帰る実家があったことには感謝しかありませんが
それでも、困っていたことはありました。

たとえば、身の回りのものが殆どなかったこと
これは、当時0歳だった赤ちゃんを連れて逃げてきたために
手荷物は赤ちゃんに必要なオムツやミルクや哺乳瓶や着替えが殆どだったため。
「ママあるある」だろうけれど、自分は着の身着のままでした。

そして、仕事も無かったから自分自身のお金が全く無かったこと
(もともと持っていた私の貯金は、夫が欲しいものを買うために無くなっていました…)

あとは、人からどうしたいのかと聞かれても自分の意見がなかなか出てこなかったこと
これはDVを受けるなかで、自分より相手の意見を優先するくせがついていて
気付けば自分の意見を考えることもなくなっていたことが原因だと後で気付きました。

大きくは上の太字3点が困ったこと、そして不安に感じていたことでした。
次の項目で、それぞれどのように対処したのか振り返ります。

身の回りの物がなかったこと

これは、両親に感謝しかないのですが、まずは自宅に戻った翌日に
とりあえず必要なことに使いなさいと父から20万円の現金を渡されたこと、
そして仕事の休みを取ってくれた母が、私自身と赤ちゃんが生活していくために
必要なものを買いに車で連れ出してくれたことが全てです。

本当にありがたいことでした…。

もしも両親に頼れなかったら、最初に相談の電話を入れた先の方の話では
行政でも対応してもらえることが色々あると聞きましたので、ご参考まで。
DVの場合は、どちらの市区町村でも相談にのってもらえるはずですから。

お金が全く無かったこと

これは前の項目にも関連することではあるけれど、
結婚生活中は働かせてもらえなかったことと(理由は参考記事に書きました)
独身の頃の貯金は既に夫が欲しいものに消えてしまっていたことが原因でした。

機嫌が悪くなるのが嫌で、夫の欲しいものは何でも買っていたのです。
今から思えば独身の頃の自分の貯金は「ない」ものとして持っておくべきでした。

もしも同じ境遇の方がいらしたら、上記ご参考いただきたいことの1つです。

自分の意見がなかなか出てこなかったこと

本当に怖いことですけれど、気が付かない内にそうなってしまうのです…。
DVって、ジワジワと矯正される洗脳みたいなものだなと思います。

もともと私は割とガッツリ働いていたので、自分の意見はどんどん言える人でした。
それなのに、逃げ帰った頃の私は「あなたはどうしたいの?」と聞かれるたびに、
なにも言えなくなっている自分に戸惑っていました。

これは、本当に情けなく感じたことでしたけれど、行政の方からのオススメで受けた
カウンセリングやグループ・ディスカッションなどで、なぜその時の自分が
自分の意見を言えなくなっているのかに気付くことが出来たのは本当に良かったです。

気付けば、あとは改善していくだけですから。
何も恥ずかしいことはありません。
DVを受けた方にはカウンセリングは必要だと思います。

まだDVの渦中にいらっしゃる方も、困っていることがあれば
行政に相談してみたりカウンセリングを受けてみると良いと思いますよ。


以上が、DVから逃げてきた当時の私が困ったこと3つと具体的な対処でした。

こういった具体的な話が、当時の私はたくさん知りたかったけれど
なかなか見つけられなかったので、今もしも困っている方がいらしたら
ぜひまた読みにいらしてください。

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