「DV夫あるある!」当時の私の対応と、現在の私が振り返って思うこと

DV関連

今回は、私がDV夫からされてきた具体的なこと
そしてその対処や、その時の気持ち、当時の自分を振り返って
現在の私が思うことを書きます。

内容的に、読む方によっては精神的・心理的負担になる可能性があるため
ご自身の判断で読むかどうかお決めになってください。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

私がDVでされてきた様々なこと

・グーで殴られる
・背後から蹴られる
・物で叩かれる
・物を投げてぶつけられる
・首を絞められる
・刃物を向けて脅される
・怒鳴られる

その他にも、私の知らないところで大金を使っていて(風俗に通い…)
ためこんだ借金を結果的に私が払うことになったり(既にそこがおかしい…)
かと思えば、働かせてくれないくせに「誰の稼ぎで生活しているんだ!」
と、DVにありがちなセリフを吐かれることが日常でした。

ハネムーン期

おそらくDVについて調べたことのある方ならご存知かと思いますが
DVをした後の夫は、その後にハネムーン期と呼ばれる状態になります。

これは「DV夫あるある」で、暴力後に比較的安定した精神状態となり
急に優しくなったり、もう暴力はふるわないと泣いて謝ってきたりするのです。

よく言われている上記2点の行動ですが…本当に笑ってしまうくらい
まさにその通りの行動を夫もしていました。

でも、その優しさや涙ながらの反省も一時的なもの。
一時的なもので、結局はDVとハネムーン期が繰り返されるのです。

謎にプライドが高く、感情の起伏も激しい

これも「DV夫あるある」だと思いますが、うちも正にそうでした。

とは言え、DVをする人とは知らずに、好ましい部分がありお付き合いしたり
結婚したわけで…DV夫にも良い面はあるのです。

なので「自分が悪いのに私のせいにして謝らない人だなぁ…」とか
「怒ったり優しくなったり、気持ちが不安定なのかなぁ…」とか、
それらを含めて「性格なのだろう」と思っていたのです。

でも、DV夫の場合これらは性格ではなく、DV独特の性質なのでした。

外面が良く、パートナーに対しては束縛?独占欲?

夫は一流企業の営業マンで、会社関係だけではなくプライベートでも
周りに対して本当に腰が低いというか優しい人でした。(まだ生きていますがw)

また、私に対して「俺だけのもの」とか「外に働きになんていかなくていい」
と言うことに関しても、DVを受けているとは知らずにいた頃の私は
「それほど私を大切に思ってくれているのだ」と、良い方向に捉えていました。

しかし、DVをするような人の場合は、そうではないのです。

これは、外面が良いという「DV夫あるある」に関連してくると思うのですけれど
家の外では腰も低く、言いたい事や言うべきことさえ言えないために
自分より下と思っている存在(ここでは私)に対してストレス発散するかのように
酷いことをしたり言ったりする…そういう存在がDV夫には必要なのでしょう。

いわゆる、人間サンドバッグみたいな存在ですね…。

また、そういう存在を手放したくないから束縛・独占するわけです。

当時の私が具体的に対応してきたことを現在の私が振り返ってみる

上記の内容が日常だった頃。

夫をDVと知らずにいた頃の私は彼の行動について
「性格のせいだろう」「完璧ない人なんかいない」と思っていました。

もちろん「完璧な人なんかいない」とか「性格」というのは
DV以外では普通に存在することだと私は認識しています。

でも、DV夫の場合の上記のような行動は「違う」のです。

そもそも当時、私の周りでは実際にDV被害にあったという話を
噂ですら耳にしたことはなく、テレビのニュースで目にするレベルの
ごく稀にあることなのだと私は思い込んでいました。

だから、まさか自分がDV被害にあっているとは思いもしなかったのです。

更に、上記の「ハネムーン期」も、私の思いを肯定させる材料でした。
男性が泣いて謝るなんて、普通に考えたらそうそう無いことだと思っていたし
こんなに優しくしてくれるんだから私を大切に思ってくれているのだ…と。

でも、そもそも泣いて謝るくらいなら最初からするな、という話。
そして、私を大切に思っているなら暴力をふるうこと自体がおかしいのです。
そんな当たり前のことに、当時の私は自分自身では気付くことが出来ませんでした。

あと…
「自分が不幸な結婚生活を送っていることを認めたくなかったのかもしれない」
と、今になって振り返ると思うところもあります。

だって、誰だって幸せになりたくて結婚すると思うのです。
不幸になるために結婚をしようなんて思う人がいないように。


上記で書いたことは、私の場合の一例にすぎません。
他にも様々なパターンがあると思いますが、共通することが多いのではないでしょうか。

それでもまだ動けずに堪えている方は、世の中に沢山いらっしゃるだろうなぁ…
と思うのは想像に難くありません。

それほど「そこ」から動き出すことは当事者にとっては難しいのです。
それくらい、精神状態が徐々に歪むように、まるで洗脳されていくかのように
慣らされていくのがDVの実態だと今の私には分かります。

ただ、辛い思いをしながら生きていくのは本当にもったいないです。
誰だって人生は一度きりしかないですし、人の一生は意外と短い。

せっかく生まれていきたのだから、楽しいこと、嬉しいこと、幸せに過ごすこと、
どれも諦めたらもったいないです。

大丈夫。私みたいに、笑顔で生活できるようになります。
もちろん様々な面で、沢山苦労しましたよ。子供も幼かったですし。
何の苦労もなく楽にここまで辿り着けたわけではありません。

それでも、私のように周りに誰も相談できる人がいなくても
居住地の公的機関に相談したら色々なアドバイスや手助けをしてくれましたし
戻ってきた地元の公的機関の方も、親身になって対応してくださいました。

こういった相談をすることは、恥ずかしいことではありません。
むしろ、とても手厚く対応していただける印象を私は受けました。

今回は以上です。
もしよろしければ、また是非、読みにいらしてくださいね。

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